野風の笛

2020/10/26初見

初見の時は(体調が悪くて)「オァア……おささま……りじさま……美…………」しか思ってませんでした、2003年公演「野風の笛」。

えーっと、エリザベートでみどりちゃんが卒業して、その後に我が最愛の不滅の棘が別箱、そうするとこの野風の笛がおさふーお披露目だったんですね〜。めもめも🔰

でも、轟様の特出なのもあり、おさふー相手役じゃないんですよね……😅らしいといえばらしいのかしら……?

何が困るってまともに恋愛してるより男役と絡んでるほうがおささま楽しそげふんげふん。

いやー、登場人物の名前、読めない読めない!笑

忠輝はいい。
花井主水正義雄…花井……しゅ、しゅすいしょ……???ヨシォオ!

もんどのしょう。主水で「もんど」か〜読めない〜教養は無いし必殺仕事人は世代じゃないんだーい😂

五郎八姫のこと最初ごろはちひめって呼んじゃった😂つよそう
今でもどうしても字面見ると……😂

さ、さて、再生〜(^▽^)


オープニングがね!好きなの!!!
第1場〜第2場の、もう、若衆姿の、美しいこと!!

和物のオープニングなら天の鼓よりあさきゆめみしよりも好き!いや烏帽子はまた別の良さがあるんだけど!

そうだ、そういえばまだ円盤を揃えていない頃に「スカステでレビュー誕生見られたから野風の笛はまあいっか〜🐰」とのんきなこと言っていたら「よくないです!」「あの若衆姿を拝まないなんて!」とファンの先輩方に背中を押されて円盤揃える覚悟をしたのだったわ。ありがとうございます。おっしゃる通りでした(平伏)。

ところで第1場のオープニング曲のイントロ、めっちゃM!の曲に聞こえてくる😂コロレド大司教さまのとこのね(M!観すぎ)(男爵夫人に会いたくて……)

「花がさね 恋がさね」の曲がまたいいのだわー。
似ー合ーう〜〜〜。耳に残るメロディラインっていいよなあ。

若衆姿のね、さっきから誰とも言わず語ってましたけどもちろん春野寿美礼様が最高にお美しいんだけれども(依怙贔屓)、そして轟悠様も言うまでもなく美しいんだけれども、瀬奈じゅんスァンの若衆姿の美しさ凄いな!?!?
キリッとしたちょっとキツめのカッコよさだからか、若衆姿似合うのなんの。わー、これ次帰省するときママンに紹介しよ……(ママンはあさこさんの顔が好き笑)。柳生は地味なので、プロローグエピローグだけしか見られない〜もったいない〜😂

轟様も春野様も美しいうえに色の違いはあれど歌が上手いのが最高だな〜!当時どう言われていたかは分からないけど、後追いの身からすると極端に2番手時代が短かった(仕方ないのだけど)贔屓のW主演といいつつの2番手ポジがかわいらしくてカッコよくて愛おしくてでっへへへへへ。

もうずっとオープニングでいいんじゃないかな……。
(ここまで書く間に3回は見た)


さて、傀儡師たちの掛け合いから、はじまりはじまり。

おふたりのアカペラの掛け合いいいなああ。歌が上手い〜〜〜!!(何回も言う)歌うまじゃないとできない演出だあ。当て書きっていいな。

もんど〜もんどかわいいよもんど〜。
仕草も表情もかわいすぎるよ〜。
大御所さまの御前ででしゃばってもかわいいよ〜。
でれでれ。完全に頬が緩んでる。私の。
これはもう完全に鬼っ子様のお手つきでしょうよ〜〜〜(こらっ)!
でもお手ついてないほうが萌えるっちゃ萌えるな〜(すみれコード)!


役どころがちょっと不憫よね、ふーちゃん……。
待てども待てども忠輝が閨に来ず、もんどから事のあらまし(殿いま、大阪城おるんやで)聞かされてよよよとなり、もんどに縋るいろは姫。

ここで、ぶわあっとフラッシュバック(?)。

オリガ・オブライエン!!!

わ〜っわ〜っ。逃げられないのか、どうしても絡め取られてしまうのか、強すぎるな、おそろしや、『マラケシュ』。

いや、野風の笛が2003年でマラケシュが2005年だから、普通に見てたらフラッシュバックなんて起こりえないんだけど。後追いのバラバラ順視聴のなせる業。

オサ様も轟様(に関しては人柄も出演作もそこまで存じ上げないけどなんとなくの印象として)も孤高の人だから、そうなってしまうのかしら。

いやでも、含むところなく、似合うのよな。

これがあすかちゃんや彩音たんとかだと、よよよ……ってしてもそんなに似合わな、そう?

大人の女性を演じさせるなら似合うと思ってます。いろは姫やオリガみたいな女性が個人的に好きかどうかは別として……💫

んでもって、このオリガ姫、じゃなかったいろは姫を振り払って、銀橋ソロ歌い終わって立ち去るもんどの表情のカッッッッコよさ〜〜〜!!全人類注目して!!!
かわいいもんどから、男、花井主水正になった瞬間だ〜〜〜!!きゃー!きゃー!


んでいろいろありて。中略。


ゆみこ氏〜〜〜らぶ。
よいなーよいなー。破滅に向かって崩れゆく城で舞う最後の人が似合うな〜。具体的!

溌剌としているオサ様も苦悩するオサ様も大好物なので、前半後半で二度美味しい。

そして諌言に行く前の主水と忠輝の場面。

愛だわ。愛があるわ。

私が腐ってるからとかそういう色眼鏡じゃなく、愛だよ。

友愛、兄弟愛、敬愛。それらが色恋より色濃いこともあるよね、なんつって。(……。)

いやでもほんと、互いへの愛がさ〜……。ここの吹っ切れた主水の顔も悲痛な忠輝の顔も対照的な美しさで最高だ〜。美しいって素晴らしいな。


自決シーンは言うことないです……。
語るほど無粋になりますれば……れば……。

真っ白な衣装に鮮血、ってわ〜んエロール様を思い出すよお〜。血糊がね、似合うよね……。

一介の家老相手に「上様もその神々しさにひれ伏された」ですよ。
わかる。
ひれ伏す。
あれはひれ伏す。

家老オーラちゃうもん。


ところで主水を筆頭に傀儡師たちの命やいろんなものを負ったはずなのに最後の最後で忠輝、心が軽い〜軽い〜ってそれでいいのけ……😅
「鬼っ子として生きていこう!」はいいんだけど、カルイ〜カルイ〜はちょっと……うーん。なんかこう、がっくしきちゃうというか……。

エピローグの若衆姿の美しいこと〜〜〜!!
(デジャブ)


はあ、きれいだった……。

お話としてはちょっとツギハギ感が否めないとか、鬼っ子様がそこまで慕われる理由が(鬼っ子様の見せ場ってどこだ)?とかはありつつも、W主演のバランスを考えるとちょうどよかったのかな〜。

結構好きなんです、野風の笛……歌がすき……❤