天使の季節

2020/08/29初見

まず最初に謝っておきます。

私めっちゃ「天使の季節」の脚本きらいなんです。ごめんなさいね!

でも感想書き散らしブログを書くにあたって、このオサ棚の円盤を網羅するまではTwitterアカウントの「🔰」は外すまいと勝手にマイルールを決めていたので、書かないわけには……!

大丈夫大丈夫!ジャワも書いたんだし!(爆)


(どうでもいいけど(爆)ってつけると一気に栗本薫の後書きみたいになるな……またニッチな……。)



■飛翔無限

私、日舞はさっぱり分からないのでなんともコメントできないのですが、私は存じ上げないけどお母さんは知っていた、春日野先生。

真丘さん歌うまいー。

近年のYouTubeのチャンネルだかで、真丘さんと絵莉千晶さんが「初日、この始まりにセンターに5人並んでて、幕開けで足だけ見えてきたら、トップさんたちだと思われちゃうんじゃない!?で、いざ幕が上がったら、私たちなの…笑」っていう会話を思い出して笑っちゃう。

轟様はいつみてもいまみても美しいし。
松本悠里さん、来年退団なさるんですね。wiki見たら入団64年…!?すごいなぁ……。お美しい。

日舞はよく分からない、そんな私に在りし日のネットが言ってくれた。

『いいんだよ、めでてえなあって思ってれば』

いやぁ、めでてえなあ。



■天使の季節

まず最初にこの作品のアカンところを自身の過去ツイからサルベージ。

『どうしたら👼天使の季節👼を救えるのか考えてみたけどどーーーにもならんわな!笑 実在の病気をネタにする、容姿をネタにする、出演者のアドリブ任せ、すべてにおいて地雷としか!やらされてるほうが真面目なぶん不憫といいますか!こんなに豪華な組子もったいないといいますか!!』

こ、これに尽きる……笑
ゴールデンコンビの最後のお芝居がこれでいいわけゃないよう!うわあん!

大抵の駄作は圧倒的歌唱でぶちのめすオサ様ですけれどもこれはさすがに……ってか演者の気持ちを思うと……。

ちなみに、私がこの作品初めて見たのが、春野さん主演作品の3つ目でした。だって何故かアマプラ配信にあるんだもの……。

エリザベート→あかねさす紫の花→天使の季節

っていう、なんともな順番です。

だもんで、「現代の普通の人間」やってるオサ様見るのもこれが初めて。だからその時はきゃ♡春野さんすてき♡って思ってたような気がするんだけど……。

いや、今見ると鬘めっちゃ変😂😂😂

刻の霊さま@あさきゆめみし、ゼウス様@舞夢や似非ゼウス様@天の鼓みたいな分かりやすい「とんちき鬘」ではないのに、なんでこう、微妙なんだ……!キム〇ク風だか京本〇樹風だか分かりませんが、なんだろ、もみあげかな?前髪?襟足?やっぱもみあげ?

やーんやっぱりオサ様は金髪地毛がいいよう。

あっでもラファエロ様@ミケランジェロの鬘はすっごく綺麗かわいくて似合ってて好きだったな。また脱線。

えーっと、お話の筋(なんてものはないが)は追っても仕方ないので、キャラごとに見ていくかな。円盤付属ミニパンフ参照しつつ。

円盤版を基本としましたが、千秋楽映像も見ましたよ!
見たの?見ました、ええ。

まだ見ぬオサ様があるのなら……。そちらは最後にちらっと。


🌷ギスターブ@春野寿美礼
(28歳 パリの芸人、マルゲリタの恋人)
鬘はさておきかわいいひと。でも一般庶民の彼がこんな濃い国の濃いキャラの王族の皆々様とこの先やってけるか?と思うと…はは。人柄を語るほど描写されてないですよね。

アッサーラがアブないヤツだから結婚はやめ!
ギスターブと結婚しなさい!とは、……ならないよね普通。
ギスターブがどっかの第2王子とか、騒動や国のために何かしてくれた英雄、というわけでもない、最後まで国王様からしたら(というか国の誰からしても)顔も人柄も知らん男だぞ……。

舞台が現代ヨーロッパのひとつの国(ご丁寧にユーロがどーたらって台詞まである)、っていう設定のせいでラストもめちゃくちゃなんだと思う。あっこれ最近何かで似たような感覚を覚えたな……ブルースワン(みきさん主演のやーつ)か!ブルースワンも作品とベルナルド@下級生おささんは大好物なんですけど、やっぱり一国の姫が芸人や盗人と結婚するにはそれなりの肉付け(その男の人柄だったりドラマだったり)が必要だよなあと。ブルースワンはドラマはあるけどあの国の財政問題どうなるの?それ気にしなくていいなら最初からベルナルド@おささん振ればよかったよね?となるし……作品好きだしミキさんカッコいいからいいけど……おっと激しく脱線!

ギスターブには人柄を垣間見えるほどの出番というかしどころが無いし、ぶっちゃけ舞台に出てきてもマルゲリタといちゃこらするだけだ。よね?優しくて純朴そうな印象をもつ彼だけど、観客は結局ギスターブがどんな人なのかいまいち分からんまま、だと思う。というかそれどころじゃない感じか。おささんはかわいい。

王様との2役で舞台裏はしこたま大変だったろうけど、主演のやる役じゃあないよなあ……一応主人公だから、他の番手の人がやっても変なんですけれどももも。おささんはかわいい。


🌷ペスカトーレ@春野寿美礼
(90歳 カネロニヤ国王)
2役、お疲れ様でしたあ!おじいちゃん。よいおじいちゃんでした。さすがに前情報なしで見た初見🔰はオサ様だって分からなかったよ。ところがどっこい、これ2役だって知らないと笑えないところも多々あるので注意だ!(……。)よいおじいちゃんよ、この後カリブ国から訴訟……は他国だからちがうか、戦争だ!とかなってしまわないか孫は心配です、おじいちゃん。おささんはかわいい。ぺたんと座ってプーさんみたいになってるのがたまらんかわいい。あんなに華奢な人がプーさんになるのに、どれくらい分厚く着込んでるのかしら……笑

🌷マルゲリタ@ふづき美世
(20歳 ラザーニアの娘)
えっと、お疲れさまでした……笑
どうでもいいけど「馬の骨!?馬の骨ってひどいわ!」の台詞のところなんでそんなにおっかない芝居なの?😂

🌷アッサーラ@瀬奈じゅん
(35歳 カリブ国の皇太子、マルゲリタの婚約者)
エッッッ35歳ダッタンデスカ!?!?
魅惑の王子、魅惑のステップ、素敵です。
いちばん、お疲れ様でした……ほんとに。
ひたすら、走り、叫び、ステップを踏み、走り、走る役でしたね……。
天使の季節で唯一グッジョブなのがアッサーラ皇子のビジュアルの良さよ。ほんとすき。似合うったらありゃしない。ゆえに不憫、えーんもったいない。はー素敵。
ジョニデあさこ様……ジャックスパロウあさこ様……はーん😂

🌷アベルタン@彩吹真央
(26歳 パリの芸人、ギスターブの親友)
あ、そんな名前だったっけ…。芸人トリオのかわいい担当(私調べ)。女装シーン(あのドレスコンテッシーナだっけ?)絶妙に変な鬘で良いんですが、ぷくーっと膨らました頬をあさこ氏につつかれてイタイッってしてたり、女装ジョルジュに貶されて王様にぴょんこぴょんこ跳ねて訴えかける仕草がたまらなくカワイイです。あーかわいい。あー私いつの間にゆみこ氏落ちしてたんでしょう……()

🌷ジョルジュ@蘭寿とむ
(26歳 パリの芸人、ギスターブの仲間)
ギスターブの仲間……仲間て!アベルタンは親友でジョルジュは「仲間」なのっ!?3人揃えば〜♪とか歌ってたのに……!!※()内はパンフからの抜粋です。芸人トリオの三枚目担当(私調べ)。いや好きですほんとほんと。
エジプト衣装の胡散臭いアレがめちゃ似合う。
女装シーンの衣装、シャロンの…笑 1年前に全ツでルイやってたのにー😂

🌷ペペロンチ@矢吹翔
いとしのチハルさんが酷いことに……。ヅラの頭頂部が……。ああーヤダーいとしのチハルさんにそんな台詞言わせなーいーでー😭😢😞

🌷ラザーニア@大伴れいか
いや、チョイ役なんだけど普通に綺麗でびっくりしたのでピックアップ。
男役としてお芝居に出てるとお芝居クラッシャーに感じてしまって苦手なことが多々あるのですが(ごめんなさい)このママ役似合うな〜よいな〜。


初見では全然判別できなかった近衛兵がみんな分かるようになってる〜笑 かーわーいーいー。

とむゆみイチャイチャかわいい。

♪ひっとり〜じゃ〜できない〜♪の歌はかわいくて好き。地味だけど😂

寸劇、アドリブ、大変だったろうなあ……。

カネロニヤ王国はヨーロッパで一番小さな王国
「カリブ国は世界有数の金持ち国家」
「アッサーラ殿下はその跡取り息子」

あかーーーーーーん😅

アルツハイマー、突発性、凶暴性、錯乱、強制入院、…………はあ。語らんぞ、もう。

でも何がアレかって、演者のみなさまがめちゃくちゃレベル高くて、それぞれに強い個性をもつスターさんばっかりで、アドリブ力と勢いとでなんとかこれをお客さんに喜んで楽しんでもらおうっていう気概がびしびし感じられることよね……。お疲れ様です……!!

最後に東京千秋楽版を。
千秋楽版、というか東京公演は地味に台詞変わったり、台詞言う人が変わってたりするのね。
(例:「アッサーラ殿下だって好きでもない人と結婚させられてかわいそう」という台詞がジョルジュ→マルゲリタに変更)

いや、もう、内容は諦めているので、ひたすらオサアサがほぼほぼ素のようなトーンでいちゃこらしていて幸せです。天使の季節好きじゃないと散々言っといてなんだけど、もう、はあ〜〜〜オサアサ〜〜〜ついにっこりしちゃうよ〜〜〜!!悔しい〜〜〜!!(意思の弱いオタク)

物議を醸したであろう「アルツハイマー」の単語を廃したのは良かったんだけど、替わる言葉が「老人病」「うすらボケ」「まだらボケ」「おぼろボケ」「かすみボケ」「沸騰ボケ」「凶暴性痴呆症」じゃあなあ……。はあ。

何が困ったって、諦めてしまえば楽しみ方を覚えてしまうということで。つまり?萌えを見つけるということで??いや、わかってる、「萌え」がオタク的に死語であることは十二分に分かっているのだが他に言い様がないのだ。ときめきよりも俗っぽくてパッションよりも下世話で理屈よりも愛しさ溢れる、「萌え」の汎用性は凄いんだってば。なんの話?

我らが兄貴のチハルさんがハゲヅラなのに(あと変な引き笑いネタしてるのに)カッコいいよ〜、とか。

ゆみこ氏が関西人なのになんか何やっても絶妙に滑ってらっしゃって愛おしいところとか。

ドクターのところに登場するシーンでオサアサが情熱的なタンゴを踊ってて萌え〜、とか。

麻子さんからオサさんを引っ張っていくちはるさんの図に萌え〜、とか。

オサさんが去ってったあと麻子さんが「あっマイパートナ〜?」ってボソッと言ってるのに萌え〜、とか。

おさとむパクパク萌え〜、とか。

──お分かりいただけるだろうか。誰一人役としての萌えじゃないのだ。演者萌えだ。中の人萌えだ。救いようがないがらんどうな舞台作品をこの人たちだから愛されるものになんとか昇華されているのだ。いる……のだ!!(ちょっと自信がなかった)


はあ、なんだかんだでちょっと笑ってしまった……悔しいッ( ゚∀゚)