天の鼓
2020/10/31初見
どうも、のめり込みすぎたためにマラケシュ絶ちしている🔰でございます。
2004年公演「天の鼓」観ました〜。
正直評判がそれほど……だったので当初は買い揃えてなかったのですが、(フォロワー様に唆され)特出アンドレを買うにあたり、だったらトップ時代作品揃えないとおかしいよな(棚が)と思って買いました。楽天TVにもあったのね。まあ棚に揃ってないとしっくりこないからいいんですけども!
では開幕!
……って開幕早々ちょっと一言だけいいですか?
なんで名前の字幕のフォントが、心霊番組みたいなおどろおどろしいフォントなの?😂全然和っぽくもないよ!いつものでいいよ!!
気を取り直して。
わーい大好物オサ様の平安衣装だ〜!ヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
こうして観るとオサ様結構和物主演してらっしゃったんですね。美しい。すき。
子供時代。鼓が上手くなれば拾い親の宮司に愛してもらえるだろうかと鼓の稽古にの励むようになる虹人。
田舎のはずなのにみんな優美な衣装で雅楽を主とする雅な生活を送ってるようだが突っ込んだら負け。
鼓さえ!鼓さえ上手けりゃトップスター!てな感じね!理解。そういう平安風ファンタジー世界ね。
そして青年時代へ。
っていうか、ていうか!まっつが親友ポジっていうか2番手ポジなんです!?あっ2番手は帝か。
おさゆみまっつ。耳福だ〜😊💕
はー虹人かわいい。若々しく演じているオサ様素敵。でも純粋ゆえのなんかやべーこと悪意なくやらかしそうな危うさを兼ね備えている。かわいい。
ゆみこ帝!絶妙に似合わn……
帝がホイホイ田舎まで行けるの!?とつっこんだら負け。お忍びよ、お忍び。フットワークが軽くていらっしゃるのよ。
真っ暗闇の夜、彼らは出会う。
照葉との笛鼓セッションに心奪われてしまった虹人。
虹人の鼓に心奪われてしまった帝。
ん?帝、笛には触れないのですか?
芸術をよく解する帝だけど、笛には興味なし、その心を射止めたのは鼓だけ……あっ……(察し)。
ご自慢の名器と手腕を披露するも虹人が鼓を打ってくれなくて不服というか、あの、やきもちの帝。
いや、どう見てもやきもちでしょ(曇りなきまなこ)。
帝、ターゲットロックオン!
「面白い、気に入った!」
で、でたー!夢小説の「フッ、おもしれー女」だー!!
「天の鼓はもちろん、お前のもつすべてを、この私が奪い取ってみせよう!」
いや、ほんとに惚れとるやんけ!笑
虹人が惚れた姫君(ってかそれ女に惚れたっていうか笛の音に惚れたんじゃあ……)はなんと親友の許嫁だった!ショック!
思い悩む……かと思いきや、虹人、躊躇も葛藤もほとんどなく親友の婚約者に堂々と告白。
いや、堂々と、っていうか、あの……夜這いしてる時点で……。
照葉は照葉ですんな〜り受け入れるし……。
か、かわいそう……樹……( ;∀;)
照葉の言葉からも、全然樹のこと愛してもいないし。恋愛結婚じゃなかったのけ…少なくとも顔を見て人柄を知るくらいの関係はもってたんでしょ樹の言からしたら……。
ふ、不憫だ……。
「面白い!面白いぞ、虹人!」
帝、虹人ストーカーと化しています。うける。
あなたが一番面白いよ。
管弦の立会に出るぜ!一攫千金、晴れて金持ちになって堂々と照葉を娶るぜ!って意気込みや良しの虹人くん。
……えーと、あの、親友の許嫁ってすっぽり頭から抜けてる?むしろ樹の存在忘れちゃった?
ほんとにもー、虹人は困ったちゃんだなや。かわいそうな樹……幸薄そうなまっつにぴったり……。
天の鼓がなければ誰も自分を見てくれない、ぴたりと固まって動かない心象風景をスt…帝が嗤う。
帝もさ、鼓が欲しけりゃ最初からとっとと力で奪い取ればいいのに。歪んでんなー、愛が。愛じゃろ。
さて、2幕。管弦の立会。
……はっ、普通に見入ってしまってた。
結局天の鼓がなければただの捨て子、誰にも愛されない、じわじわと喉元を締め上げられ、追い詰められていく虹人。
やーん、オサ様がないてるうう。泣かないでええ(痛いファン)。
諸々ツッコミながらも中略。
虹人、一般人で丸腰のくせに喧嘩強いな……。
しかし、ひろまさ@そのかがおいしい役どころだ。
いや、帝にそんな物言いありえねーとツッコミつつ。
そして渡った天の鼓。
帝の手では、鼓は鳴らない。
「面白い!面白すぎるぞ!虹人!」
割と真面目(にやってるはずの)シーンなのに台詞でずっこけたよ。
「おもしろすぎる」ってことばの響きがなんとも現代ぽいというか間抜けなの……( ;∀;)
ずっこけてたせいで折角のゆみこのお歌もちゃんと聞けんわ……よよよ。愛おしすぎるぞ、帝。
めっっっちゃ久しぶりに娘役再登場。
すごい、2幕開始からここまで出ないのって……汗。
ってまた子供ができたんかーーーい。
(また、って言ってるのは先日あさきゆめみしを見たせいです、まあでも結構和物話に多いよね、ワンナイトラブできちゃったベイビー。)
そして断罪と懺悔の樹。
カッとなった帝に死刑判決を受ける樹。
庶民の照葉がひょっこり出てきて(みんな「誰やねん……」て思ったろうな……)自分の命と引き換えに乞い願うのは仮にも許嫁の命……ではなく天の鼓の無事。
…………どこまで樹、足蹴にされるの……😢
…………って。
………………………………( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
でました。出ましたよ!!
ゼウス・虹人閣下!!!
噂には聞いていたんです、ええ。
いや、えーと、…………えっ。
どうしたらいいの…………?
えっと、ところで、不評な舞夢ゼウス様の鬘ですけど私は結構好きで。
でもこの似非ゼウス虹人の鬘は好きじゃないよ……😂もうどうしたいんだよ……。
なんか視聴者の預かり知らぬところで悟り開いてるし……。
あれかな、あれだな。死した虹人はトート閣下……いや刻の霊さまに抱きとめられ、黄泉の世界へ到達、すだまさまのストックのとんちき衣装をお借りし、精神と時の部屋ですだまさまと語り合い、あの境地に至ったと。そういう背景だな?そういうことにしとこ。
いやしかし、オサ様の歌声って凄いな、ほんとに。
とんちきをぶちのめして有無を言わせない圧力。明らかにとんちき世界なのに。
なんか言っているんだけど、もう絵面が面白すぎて全然話が聞き取れない。だめだ、集中できない。
恐れ多くも庶民どもが帝の周りをぐーるぐる。
確かなものは心だけ、と似非ゼウス虹人閣下は笑みを浮かべ消え去る。
残されるは帝。あれ、帝主人公だっけ?
…………どうすんだこれ……( ゚∀゚
エピローグ。
お忍びで虹人の忘れ形見に天の鼓を返す帝。
いやもう帝、完全に虹人を愛していましたね……。
帝かわいいな……帝……。
そして北斗の鼓と帝の笛の音で、彼らの姿が浮かび上がり、幕。
…………帝はさ、天の鼓が欲しかったんじゃなくて、こうして虹人の鼓とセッションしたかったんだよね。
自分が惚れたように、虹人に自分の笛の音を愛して、共に奏でたいと想って欲しかった。
でも帝としてのプライドがそうさせず、歪んだ方向にひた走ってしまっただけで。
……おかみぃ( ;∀;)
うん、これは帝が虹人に片想いする話だわ。
叶わぬのなら殺してでも手に入れる、でも殺してしまったから二度と手に入らない、彼を失ってその愛の重さをようやく自覚する、紛れもない濃厚なラブストーリーだわ。
……えっ、違うの……?ヽ(・∀・ )ノ ?
…………ところでフィナーレのポーズ、なに?ドウシテ……🤔
はあ。面白かったです、天の鼓!!笑